久しぶりの投稿になりました・・・
去年スカイオートに初入庫してから色々整備してもらったので、
しばらくは大丈夫だろうと仕事が忙しいのもあって放置してたら、
お正月休みにふと下回りを見ると、
ん?
なんかタイヤにオイルが垂れてる?
これはハブオイル漏れてるなあ、と落胆・・・
さて、部品発注してから自分で修理しましょうか・・・
Contents
まずは冷静に観察して漏れてる箇所を特定
じっくり観察してみると、フロントハブとハーフシャフト(一般にはドライブシャフト)
の接続部から漏れていました。
ハマーはブレーキがデフ側に付いてて、タイヤ側はハブリダクションという部品で
構成されてます。このハブ内にはギヤオイルが入ってて、潤滑しているんです。
このハブとハーフシャフトの接続部にはインプットシールというシール材が
打ち込んであり、漏れないようになってますが、経年劣化で突然漏れだすんです。
このシールはタイヤ側、つまり外部側にもアウトプットシールというものでシールしてますから、
このうちどちらかが漏れ出すパターンなんです。
原因がわかったので早速パーツ発注と、シール打ち込みには専用ツールもいるので、
そいつも購入です。
休みを利用してトライ!まずは旧シール撤去まで
初めに、タイヤとホイールを外しますが、その前にハーフシャフトのブレーキローター側
ボルトを全部緩めます。かなり硬いのと、ラチェットレンチが入らないので、
スパナを使って外します。ここは15ミリサイズのスパナです。
写真は全てボルトを抜いてますが、ボルト緩めてからジャッキアップして、
ギヤをニュートラルにしてから抜き取ります。
次にタイヤとホイールを外します。
私のハマーはCTISが付いてるので先に取り外してからホイールを外します。
タイヤホイールを外すとスピンドルが見えます。ハブ側上部に黒いアクセスプラグが
あるので、ここを外します。
ここはラチェットレンチの四角い突起をそのまま差し込むと回せますよ。
アクセスプラグを外すと中にボルトが見えます。
これがハーフシャフトを固定してるボルトになります。これも外します。
外れました!
あとはハーフシャフトを抜き取ります。
はい、外せました(^^)
さて、次は旧いシールとダストブーツを外します。
ハーフシャフトのハブ側には旧いダストブーツ(リング)があるので、
これを取り外します。
このリングみたいなの、わかりますよね?
これをドライバー等でこじって外します。
次はハブ側にある旧いインプットシールも撤去します。
油やごみでコテコテですね。これも丁寧にこじって外します。
はい、撤去完了です。
さて、新しいインプットシールを専用ツールで打ち込みです。
左がハブ側のシール、右はハーフシャフトに付けるダストブーツです。
今回購入した専用インストーラーです。右側のものを使います。
左側はたぶんハブアウトプットシール打ち込み用だと思います。
丁度打ち込んだ時にハブ側に当たって止まるように内側が突起になってます。
この突起とつば側が当たったところで打ち込みが完了になるようです。
打ち込みはハンマーで叩きながら慎重に行いました。
打ち込み完了しました。旧いシールはハブと面合わせですが、新型は中に
入り込んでます。
あとはギヤオイルの補充をしてから、元に戻して完了です。
テスト走行してみましたが、漏れはばっちり止まりました。満足満足(^^)
終わりに 自分でやると大変ですけど達成感はありました。
今回の修理はシールはスカイオートさんに発注して、
取付方もアドバイスを頂いてから作業に臨みました。
初めての作業、しかも不器用なこともあり、作業に4時間弱も掛かりました・・・
でもハマーの場合はこうした修理も普通の修理屋とかアメ車屋ではまず無理。
仮に受けてもらっても壊されたりする場合もあります。
それなら自分のスキルアップと知識の集積にもなるので、
できるだけ自分で修理できそうならチャレンジしています。
少なくとも今回でハブのインプットシール交換はマスターしたので、
次回他の箇所で漏れても自分で修理は可能でしょう。
ただ、ハマーに限らず旧い車はボルトの固着という大問題があり、
事実前回スカイオートでも修理で同じ箇所のハブ側でハーフシャフトを固定する
ボルトが折れ込んでしまい、大変だったそうです。
でも何事も挑戦です。毎回修理で関東まで持っていくわけにもいかないので、
自分で出来る作業を増やしていくしかありませんからね。
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