初心者が筋トレを始めた時、種目の選定として最初に
選ぶのは、できるだけ沢山の部位を鍛えられる種目、
例えばベンチプレス等の多関節複合種目が多い。
まずは全身を万遍なく鍛える意味では間違いではない。
でも上級者になるほど、ピンポイントに目的の部位に
効くような種目やフォームでやっている。
単なるパワーアップなら多関節複合種目がいいのは明白だ。
上級者というのはそれぞれの部位に意識ができる種目や
方法で、できるだけピンポイントに効かせることができるから、
より沢山の種目で同じ筋肉のいろんな場所を鍛えている。
例えば胸なら、
・上部
・中央部
・下部
・上部中央部
などと、細かく鍛えていくことで丸い形に肥大させようとする。
当然効かせ方もわかっているし、猿真似では同じ効果も出ない。
初心者の場合はまずは1部位で1種目で十分だと思っている。
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1部位1種目でまずは効かせ方を身に着ける
全身を鍛えるとすれば、以下の種目が代表的だろう。
・胸=ベンチプレス
・肩=ショルダープレス
・背中=ラットプルダウン
・腕(二頭)=バーベルカール
・腕(三頭)ケーブルプレスダウン
・脚=スクワット
これらの種目をまずは正しい軌道とフォームを学び、
確実に鍛える部位に効くようにする。
最初から沢山の種目をやっても、単に疲労するだけだ。
そんなことをするなら、1部位1種目を複数セット行って、
まずは効かせ方を学ぶ方がいいと思う。
順番としては、動かし方学び、次に効かせ方を学ぶ、ですね。
初心者から躓く、重量アップの落とし穴
筋肉を大きくしていくには段々と重量も増やしていかねば
ならないけど、私も失敗したのが重量増加ゲームにハマった
ことだ。
周りで同じ種目を高重量でやってると、どうしても対抗心というか、
見栄とかが出てきて、無理な重量でトレーニングしてしまう。
正しいフォームや軌道すら定まらないのに、重量だけを増やしてやってると
いずれは怪我をしてしまうか、肘や腱を痛めてしまう。
または周りが、「もっと重いのでやらないとダメだ」
とか余計なアドバイスをしたりして、その気になってしまう。
あきらかに自分でも軽すぎて30回もできてしまう、
というなら別だけど、まずは使用重量より軌道とフォームの
構築をする方がいいと思う。
いきなりベテランのマネをしても無駄
例えば車の運転に例えていえば、まだエンジンすら掛けたことない、
ハンドル握ってスタートしたこともないのに、
いきなりサーキットでレースに出れますか?
筋トレは決して単純な運動ではないですよ。
どんなことでも基本があって応用がありますから、
基本を適当にやっていきなり応用をやってもまともに
できるわけがないんです。
またある程度経験があっても、基本もなってないというケースも。
そんな経験者に教わった初心者は悲劇です。
正しいトレーニング法とか、フォームや軌道は基本は
あってもそれはあくまで一般的な動かし方だけです。
微妙な効かせる為の軌道やフォーム、姿勢とかは雑誌や
ジムのスタッフも教えてくれないし、
仮に知っててもタダでは教えないものです。
コロンブスの卵と同じで、やはり物事にはコツがあります。
そのコツさえ体得すればいいですけど、そんなものは
その辺には転がってないし、ジム仲間の会話ではわからない
ものですから、教えてくれる所があれば投資してでも
教わった方が結局は近道だと思います。
周りでデカい人がいたら、恐れず聞いてみる
周りにそんな環境もないなら、ジムにいるデカい人に
聞いてみるのもいいと思います。
デカい人も様々で、特に知識もないのに知らぬ間にデカく
なってしまった、という人もいますけど、中には
苦労して工夫して、身に着けてきた、
という人もいるんです。
そしてそんな人はほんとは教えたがりな面もあるんですけど、
基本的には自分からおせっかいはしないはず。
でも聞かれたら丁寧に教えてくれる、という人もいますから、
そんな先輩に出会えたら、飛躍するチャンスですね。
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