週休２日の仕事、休む日数の違い

私の仕事は現場監督だけど、

一番困るのは休みが固定しないことだ。

世間では週休２日制がかなり普及してきて、

大きな会社に勤務してる場合はたいてい土日は

お休みだ。

当然、祝日もお休みなので、旅行やプライベート

でも計画が立てやすい。

でも我々の仕事ではそうはいかない。

特に中小企業では。

昨日、週休２日が当たり前の人と話す機会が

あったので、いろいろと聞いてみた。

我々からみれば毎週土日がお休みなので、

何かと予定も組みやすくうらやましいといったら。

彼はもうずっと土日が休みが当たり前なので、

それに馴れてしまい、ありがたみも感じないそうだ。

それどころか、たまに土曜日に仕事がある場合等、

日曜日だけ休んでも休んだ気がしないとか。

我々からみれば何ともうらやましい限りだ。

大手企業とかで現場社員が一つの現場に沢山いれば、

交代で分業して休みを取れるようだけど、

中小企業の建設会社の現場はそれほど現場に配属されず、

多くても４人くらいか。

２人とかの現場が多いし、一人の現場もある。

２人ならまだ交代でお休みが取れるけど、

それでも下の社員が頼りない場合はそうもいってられない。

まだ右も左もわからない社員、経験が浅いから判断が

できないこともある。

私が休んでも、頻繁に電話が掛かってきたりと、

休んだ気がしないのだ。

正直家族旅行の計画すら立てにくい。

ある程度任せられる社員が配属されてるなら、

交代の休みも取りやすい。

週休２日なら、かなりプライベートの用事も

片付くだろうし、余裕も生まれる。

でもそれは建設会社で現場配属してるなら、

夢といえる。

だから建設会社には求人募集しても集まらないし、

入ってもすぐに辞めてしまうことが多い。

また、休んだ時に限って問題が起きたり、

見て判断しないとならない問題が出る。

もっとも、最近はスマホとか便利になってるので、

画像を送ってもらって判断することも可能だが。

私の義理の兄は大企業勤めで週休２日制だ。

おまけに夏は７月に夏休みまである。

計算してみると、年間私よりも６０日は多く

休んでいる。

これはかなりショックだった。

こうした業務に就いたのは自分の判断だし、

この仕事自体は嫌いではない、むしろ好きだ。

でも年間６０日、１０年で６００日である。

４０年で２４００日も違うという事実。

６．５年余計に仕事する計算になる。

休みだけが人生ではないし、やりがいとか、

違った目的もあるわけだが、

これだけ違うともう不公平としかいえないだろう。

休みは休みたい、というのが普通だろうから、

建設業はこの辺りを改善していかないと、

今後も人手が増えてくることはないだろう。

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