現場監督という仕事のメリット、デメリットとは その2

昨日の続きです。

今は現場監督という職種も人員不足だそうな。

ただでさえ、人口減少とか高齢者社会

とか言われてる現代社会に、

こんな特殊な仕事を目指す人はどれくらい

いるのか。

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Contents

2.現場監督のメリットとデメリット

前回の記事に書いたように、監督という業務は

様々な事を処理しないといけないので、

見た目程楽な仕事ではありません。

でも良い面もあるんです。それが次です。

メリット

・自分が管理した建物がカタチとして残る。

何年もこの仕事をやっていると、様々な地域で

自分が関わった建物が作品として残ります。

昔建てたビルとかを見かけると、

「あの時は苦労したなあ」

とか、いろんな思い出に浸れますし、子供とかに

も、あれはお父さんが建てたんやで、

と自慢もできます。

・うまく完了すればお客様に喜んでもらえる。

これはうまくいけば、という注釈付きですけど、

竣工引き渡し時にお客様に喜んでもらえます。

それが監督冥利に尽きるという幸せな時ですね。

・苦労した分だけ経験という財産になる。

監督という仕事は経験が全ての世界です。

どれだけの物件を建ててきたか、どんな場所で

工事経験があるか、というのは財産なんです。

その経験のぶん、いろんな建物を建てる時に

役立つわけです。

・業務中でも融通がきく。(私用もこなせる)

これはあまり声を大にして言えないことですが、

我々の仕事は会社員ですが会社員でないのです。

現場を預かる以上はその事業所の代表者です。

つまり、社長と同じなんです。

特に現場所長という立場になれば、

普段は自分を管理するのは自分自身です。

自己管理が仕事のひとつでもあるのですね。

そうした立場なので、会社でタイムカードで

縛られることはなく、業務中でも時間管理は

自分がやるので、例えば私用でも用事を済ませ

たりもできるのです。

その代り現場の都合で夜間も仕事したり、

日曜日や祝日も仕事することもあるので

その辺りは適当に自分で処理するわけです。

デメリット

・事故があったら会社の責任を被ることになる

・建物の構造的な問題が出た場合刑事責任も問われる。

上記2点は同じ結果に繋がるんですが、要するに

自分の現場で事故や構造的な問題が発覚したら、

管理者責任を問われるのです。

これは現場代理人である以上、避けて通れません。

一つの管理ミス、チェックミスで自身の進退問題に

なることもあるので、リスクが高いのです。

・現場の工程優先となり、休みがとりにくいことも。

今の若い人は週休2日とか当たり前に育ってます。

そんな中で、現場監督はなかなか暦通りに休んだり、

有給休暇を取ったりはしにくい仕事です。

大手企業のような大型物件なら監督も8人、10人ですから

休みも交代でとれるでしょう。

でも中小企業はそうはいきません。

酷い時は現場には一人、という場合や、

複数現場を掛け持ちする時もあるので、

そのような状況で休むということは

困難が伴います。

求人募集では休みを謳ってますけど、

それは会社は休みを与えているよ、

ということです。

実際は各現場の所長が組んだ工程に

沿って工事を進めるわけで、

職人が出てくる以上は休むのは

難しいのです。

こうした事が求人募集しても来ない、

という原因のひとつでしょうね。

3.まとめ

さて、以上が現場監督業務になります。

これを読んで、俺も監督になるぞ、と

思う人がどれだけいるのかわかりませんが、

普通に会社員をするつもりで就職しても、

続かない仕事であるのは確かです。

ある意味、わがままな人やクセの強い人、

そんな人が向いてるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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筋トレとアメリカ車をこよなく愛する中高年オヤジです。

筋トレは10代後半から始めましたので既に40年近くになります。

ここ10年くらいはいろいろなパーソナルトレーニングを受けてきました。

その内容を差支えない範囲で書いていきたいです。

また、アメリカ車も大好きで、特にハマーには

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この車についても書いていきます。

その他海外旅行や趣味、その時々で興味があることを書いていきたいと思います。

 

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