私の仕事は現場管理業務、いわゆる
現場監督という仕事をやってる。
現場監督といっても建築工事と土木
工事によって内容は異なる。
もうかれこれ30年以上この仕事をしてる
けれど、最近は求人募集しても集まらない。
現場監督って見てるのが仕事でしょ?
とかわけのわからんことを言う奴もいるので、
今回はこの仕事の内容とメリット、デメリットを
自分の経験上からの視点で書いてみよう。
Contents
目 次
1.現場監督の業務内容とは
2.現場監督のメリットとデメリット
3.何故求人しても来ないのか?
4.まとめ
1.現場監督の業務内容とは
一般の人から見れば、現場監督は職人の
やってる仕事を見てるだけ、とか思ってる
人もいるけど、それは違う。
確かに見てる時もあるけど、その見る という
行為自体が非常に重要な仕事なんです。
私は建築の監督なので、建築の場合で書きます。
簡単に書けばこんな感じです。
・施工管理
・工程管理
・予算管理
・安全管理
この4つを管理するのが現場監督の仕事です。
書いてみると簡単に感じますけど、
実際はそれはもう大変なんですよね。
更に細かく説明すると次の通り。
*施工管理
・設計図書を元に発注者や監理者(設計士等)と
打ち合わせし、施工図を起こし、承認を得る。
・各業者が提出する承認図をチェック、承認して
発注する。(サッシ、製作金物等)
・現場を確認して図面通りに現場が出来上がってるか、
適時確認する。
*工程管理
・図面と現場調査を行い、実施工程表を作成する。
・工程表を元に、各業者に配布し、全体工程を把握させ、
各業者の施工時期と完了時期を明確にさせていく。
・毎日現場を巡回したり、ミーティングによって工程を
管理する。
・遅れている業者や業種には早めに手を打たせるよう管理する。
・定期的に工程会議を実施し、発注者や監理者に報告する。
*予算管理
・請負金額から積算で出した工事原価を参考に、自ら実行予算を
組んで各業者に発注する。(発注体系は会社により違う)
・日々の管理で少しでも予算を残すように創意工夫する。それが
会社の評価になる。
・工事では変更や追加、減額は付き物なので、上手く監理者や
発注者と調整、交渉してお金を貰えるようにする。
*安全管理
・各業者に安全書類を提出させ、施工体制を管理する。
・現場の足場を含めた仮設関係の確認を毎日巡回して
不備があれば是正するなど、事故を未然に防ぐ。
・毎月1度は各業者を集めて安全協議会を開催し、
安全の教育を行う。
ざっと書いてもこんなに多岐に渡ります。
長くなるので次回に続きます・・・
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