昨日はコンテストに出る前に、
まずはバルクを獲得するべきでは、
という考えを書いた。
今日は日本でボディビルをする中で、
いつも付いて回る閉鎖的な思考について、
私の考えを書きたいと思う。
例えば貴方の周りに、
とてつもなくデカい、
良い身体のトレーニーがいるとする。
本人がコンテストに挑戦したいかは、
まさに本人の気持ち次第。
でも周りは執拗に責め立ててくる。
「コンテストに出てみたら?」
「何で出ないの?」
「せっかくいい身体なのに」
とたたみかけられる。
そしてコンテストに出た、
或いは出てある程度実績がある、
という人は認められるのに、
コンテスト経験がなければ、
いくらデカくても認めてくれないのだ。
いや、デカいこと、それ自体は認めても、
絞ってみてどうなるかわからんで、
的な考えがあるようだ。
つまりコンテストコンディションに仕上げて、
そのうえで凄いなら認めよう、とか、
勝ち進んでも、ドーピング検査ではどうか、
とか、そればかりを気にする人がいる。
私自身はコンテスト経験はないけど、
コンテストに出て実績出して、
初めて周りに認められるという、
いびつな世界観が理解できない。
デカくなって、誰もが憧れる身体になれば、
それでその人の目的が達成したなら、
それでいいのではないか。
それを何故わざわざコンテストに挑戦し、
実績を残さねばならないのだろう。
コンテストは出たい人が出ればいい。
出たくもないのに、お金と時間を浪費して、
そのうえ食事制限とダイエットまでやって、
誰が喜んでくれるのか。
ボディビルは、ウェイトトレーニングは、
本来自分の為にやることではないか。
中には実績の為にやる人もいるかもしれないが、
それはその人の考え方だから、否定はしない。
でもコンテストが、
実績が全てという考えを周りが押し付けるのは、
おかしいと思うのは私だけだろうか。
よく考えてみればわかることだが、
コンテストビルダーも年中あんなバリバリではない。
オフは脂肪ものっているし、本来それが自然なのだ。
ならば別にある程度脂肪がのってても、
サイズがあってデカい、それで満足してるなら、
それでいいではないか。
将来コンテストに挑戦したい、
と思うなら挑戦すればいいだけのことだ。
だからコンテストビルダーを育てる前に、
もっとウェイトトレーニーの裾野を広げる、
そんな雰囲気があってもいいと思う。
純粋に筋肥大の魅力を楽しみ、探究する、
まずはそこからだと思う。
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