休めない仕事 未来はあるか 

私の仕事は現場管理業務だ。

建築の工事で監督をする仕事だ。

我々の仕事は世間が出歩かない、

天災や台風には現場待機となる。

家族には大変不評でもある。

このような仕事、最近の若い人は

やりたいとは思わないようだ。

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今の若い世代は週休2日制が当たり前、

日曜。祝日はお休み、というのが常識だ。

でも私のする仕事は全く逆だ。

日曜、祝日も場合により仕事、

週休2日なんて夢のまた夢だ。

誰も休みに仕事したいと思わない。

はっきり言って、休みは休みたい。

別に愚痴ってるわけではない。

この現場監督という仕事自体は、

自分に合ってるし、好きな仕事だ。

やりがいもあるし、工期内に、

顧客の要望に応えて竣工引き渡しして、

感謝してもらえた時の気分は、

何物にも代えがたい喜びだ。

ただ、我々が働いてる中小企業は、

少ない人材で沢山の仕事をこなすことになる。

当然一人辺りの業務量が多くなる。

そうなると日曜日だ、とか、

祝日だから休むとか言ってられない。

何より工期が最優先されるし、

工事の遅れは引き渡しの遅れになり、

発注者に遅延金を支払うことになってしまう。

だから何が何でも工期を守らねばならない。

それが建設業の宿命なのだ。

そうなると個人の都合など関係なくなるのだ。

沢山の社員がいて、仮に休んでも、

代理が仕事をしてくれるような業務ならば、

休むこともできる。

でも我々の仕事は誰でもとはいかない。

一つのプロジェクトに関わると、

そのすべてが現場代理人である監督に掛かる。

大手建設会社なら分業しているだろうし、

分業しないとできない規模なのでそうなるが、

我々のような企業が請け負う仕事は、

せいぜい6億~8億までの規模なので、

人数も4人~5人まで、

請負額が低いと1人の場合もあるし、

額が多くても少なくても最低限やる仕事は、

同じだけあるので、却ってキツイのだ。

これは日本の中小企業の体質なんだろう。

中にはもっと酷い環境の人もいるだろう。

隣保の、自治会の行事なども、

普通に土曜日とかに予定されたりするが、

休めないというと、不思議な顔をされる。

土曜日ですよ?

日曜日ですよ?

何で仕事ばかりするの?

週休2日が当たり前の人には、

理解できないそうである。

このような仕事に喜んで付く人は、

今後の世代は少なくなるだろう。

企業も、人事のあり方について、

真剣に検討する時期だと思う。

最近巷をにぎわせている問題も、

こういった建築業界の常識の影で、

行われてきたのかもしれない。

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筋トレとアメリカ車をこよなく愛する中高年オヤジです。

筋トレは10代後半から始めましたので既に40年近くになります。

ここ10年くらいはいろいろなパーソナルトレーニングを受けてきました。

その内容を差支えない範囲で書いていきたいです。

また、アメリカ車も大好きで、特にハマーには

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