ここ最近は特に大きなトラブルはなく、快適に乗れているハマーH1。
今回は納車時からずっと気になっていたタイヤをやっと交換することができました。
今回はハマーH1純正アルミホイール17インチ付きタイヤセットをオークションで落札、
休日利用して交換作業を行いました。
自分で交換するために必要なアイテムも書いています。
自分でハマーのタイヤホイール交換を考えておられる方に参考になればと思います。
Contents
元から履いてるタイヤホイールセットは今や少数
まずは現在まで履いてるタイヤホイールセットですが、
こんなやつです。
タイヤサイズは、38×15.5R16.5となります。要は外径38インチですね。
直径96㎝ほどになります。
このタイヤは、スーパースワンパートラクサスSTSというタイヤです。
スワンパーの中では比較的大人しいパターンデザインで、静寂性も良いということですが・・・
実際はもうかなりのノイズです、特に時速80キロ以上になるとウォーンと唸ってますね(^^)
タイヤ幅も15.5インチで、この幅は公称サイズと実際のサイズにかなり違いがありまして、
このトラクサスタイヤの場合は実測約34㎝くらいです。
見た目は迫力ある方ですが、とにかく煩いのと、
一番の問題はこのサイドのひび割れなんです。これはいつバーストするかわからず怖かった・・・
恐らくタイヤがかなり古いようで、一般的な製造年月日表示が見当たらないんですが、多分
20年前のものでしょう。
そしてそれより問題なのがホイールサイズで、16.5インチなんてほとんど出回ってません。
あってもアメリカから輸入することになり、1本10諭吉以上になる恐ろしく高いタイヤです。
去年の夏にハマーオーナーズクラブジャパン関西ミーティングに行った時、事務局長に17インチに
替えた方がいいよ、とアドバイスされたので、中古を探してたら運良くハマーH1の純正アルミホイールと
タイヤのセットが出てたので入札し、落札出来ましたので、今回交換しました。
17インチホイールタイヤセットはちょっと大人しめ
今回ゲットしたのがこちらです。
タイヤは大人しめのオールテレーンタイヤです。
このサイズは、37×12.5R17で、これがハマー純正サイズになります。
センターキャップの裏側を確認すると、
はい、このチューブについてるバルブがCTIS用クイックリリースバルブです。
正面から見るとこんなバルブです。
このバルブのねじ切り側が車両のスピンドル側(ホイールが付く場所)に締め付けて固定します。
ハマーH1には、このCTISがオプションでついており、これは車にエアーコンプレッサーがあって、
車内からタイヤの空気圧を調整出来るようになっています。
エア漏れトラブルが多くて、ハマーオーナーの中にはこのCTISをカットしてる方もいます。
私はハマーH1独特のこのCTISをどうしても活かしたかったので、今回純正ホイールの17インチセット
を落札できて本当に良かったと思います。
この写真のバルブとホースキットだけでも、国内で新品が1個3.5諭吉以上しますから・・・
タイヤホイール交換実践編
まず交換するにあたって、事前に用意した工具類を紹介しましょう。
1.トルクレンチ(プリセット型)
私はこちらを購入しましたマルチクラフトトルクレンチセット
2.インチソケットロング(サイズは7/8が必要です)
3.タイヤレンチ(インチサイズ)7/8又は23ミリでも可
4.タイヤリフター(耐荷重60キロ以上)
私が購入したのはこちらクルピタ丸
5.油圧ジャッキ(3tタイプ)私はプロ用の中古品
ハマーは床下が高いので、50㎝以上揚がるタイプが必要
6.シール材(これはCTISバルブねじ切り部に使用)
私はロックタイトを購入しましたロックタイト
7.インチ工具セット(ハマーは足回りはインチボルトナットです)
また、六角レンチ(インチ)セットも必要
CTISバルブの脱着には3/4サイズのスパナレンチが必要です。
ざっとこれくらいになりました。
特にトルクレンチは、ハマーH1は締め付けトルク149Nですので管理に必須です。
まずはホイールのセンターカバーを取り外します。
次にホイールナットを緩めます。これが結構体力使いました・・・
それからジャッキアップしますが、ハマーH1はジャッキングポイントが決まってます。
タイヤを外します。外したついでにスピンドル等、異常を点検します。
上の写真はスピンドル中央にボルト穴がありますが、下の写真はバルブコネクターが付いてます。
このコネクターを外した際、スピンドル穴からオイル漏れがあれば修理が必要になります。
今回は4箇所共異常無し(^^)
新しいタイヤホイールをタイヤリフターに載せてセットします。
これ、買って良かったです、といいますか、無いと取付が非常に大変です。
軽くなってるとはいえ、このタイヤホイールでも1本50キロあります。
旧タイヤホイールセットは中にランフラットゴムが入ってるので70キロあります。
一人で持ち上げて、なんてやってると日が暮れます・・・その前に倒れますね・・・
ホイールタイヤをはめ込んだらナットを全て締めますが、取りあえずレンチで動かない状態まで
締め込んで、ジャッキを下ろしてタイヤを床に設置します。
下ろしてからトルクレンチで順番に締めていきます。
締め付けは上記の通り順番に行います。
全て締め付け終えたら、最後にCTISの配管を本体に接続します。
バルブのねじ切り部にシール材を塗布します。マニュアルではシールは不要と書いてますが、
ここからエアー漏れがあると嫌なのでやっておきます。
これで完了です。
さあ、外観どう変わったのか?
だいぶん大人しくなりましたね・・・
以前は、
うーん、やはりだいぶ迫力ダウンしたような・・・
迫力ダウンしたけど、走りはどう変わったか?
確かに以前の迫力は無くなりましたので、ちょっと残念・・・
まあ、今度は同じ17インチでマッドタイヤに交換するので、それまでの我慢。
早速テストドライブに出かけまして、まずは市街地走行。
あれ、なんか出足も軽くなったような気がする。
それと以前は60キロからは結構なタイヤノイズで煩かったんですが、
それもあまり気にならない。やはりタイヤが変わるとこうも違うのか?
次にバイパスに乗ってみる。
時速80キロまで出すが、軽い!それに静か!
以前のようなモッタリした出足はどこいったというくらい軽快になりました!
試しに3桁キロにしたけど、全然余裕だし、相変わらず静かです。
一旦帰宅してから嫁さんを乗せて再度テストドライブしましたが、
嫁さんも静かになった、
高速道路でも話が出来る、と合格点を頂きました(^^)
何より、タイヤのバーストが怖かったけど、その心配も無くなり満足!
終わりに
今回自分でタイヤホイールセットを交換したわけですが、
正直私はメカに強いわけでもなく、またクルマいじりが趣味でもなく、
これまで乗ってきたアメリカ車もほぼ修理屋任せでした。
では何故ハマーH1に限っては自分でやるのか・・・
それは、どこも簡単にはやってくれないからです。
これは偏見もあるんでしょうけれど、このような特殊なクルマは、
普通の修理屋では請け負ってくれないんです。
自分で修理屋に持ち込んでみたらよくわかるんですが、
・インチ工具を置いてない
・うちではやれない
・やったことがないから
と、大体上記のような理由で断られるケースがほとんどです。
得たいの知れないクルマを触って壊したときに責任取れないから、
というのが大きいのかもしれません。
事実、知ったかぶりなアメ車屋に修理や整備に持ち込んで壊されて、
という話があったようです。
変わったクルマを持つと色々大変ですが、
タイヤホイールは今回説明した工具と順番でやれば、案外簡単に出来ますよ!
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