上腕三頭筋のトレーニングでは一番よく見かける、
ライイングエクステンション。
この種目は三頭筋の長頭という部位に凄く効く種目で、
私も大好きな種目。
長頭がよく発達した人は、ダブルバイセップスポーズを
取ると、より腕が太く見える。
でもこの種目で肘を壊した人達をこれまで沢山みてきた。
既に肘を傷めたよ、という方も多いはず。
これまでの経験で、私が今やってる方法を紹介したい。
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ライイングは肘関節にまともに負荷が載りやすい
この種目はやってみればよくわかるけど、肘関節に
まともに負荷が載ってくる。
だから高重量が扱えるようになってきて、腕のサイズも
アップしてくれば尚更この種目に力が入ってしまう。
そしてどんどん重量を増やして行っていけば、
ある日とても肘が痛くなってきたりする。
でもこの種目を止めるなんて考えられないので、
痛みに耐えながら更に継続し、やがて完全に傷めてしまうわけだ。
こうなるといくら最初に肘関節を動かして温めていても、
どうしようもない。
三頭筋の筋腹の長さによる違いもある
これについては個人差がある。
例にとると、過去に日本選手権で十数回連覇した選手がいましたが、
彼は三頭筋の長頭が短かった。
二頭筋は丸くでピークがあって凄かったけど、それに対して
三頭筋は物足りない印象があった。
彼にとってもウィークポイントであることは雑誌にも
書いていた。
こうした三頭筋の筋腹が短い人は、ライイングエクステンションは
もろに肘関節に負荷が掛かりやすいと思う。
比べて同じ日本選手権で現在現役チャンピオンの選手は、
長頭の筋腹が長く、肘関節への負担も少ないと思う。
また同じように鍛えても、筋腹が長いと見栄えが良く
太く見える。
バイセップスポーズを取った際、肘から丸く膨れて見えるから。
だから筋腹の短い人は尚更この種目は気を付けてやらねば
すぐに肘を傷めることになる。
お勧めは、第1種目としてやらないこと
私の経験上からの結論は、これに尽きます。
いくら肘をウォームアップしてても、やはり最初に
この種目を持ってくると肘にかなり負担が来ます。
だから、この種目は2種目目、又は3種目目にやった
方がいいと思うんです。
できれば、ナローグリップベンチプレスとか、
ケーブルプレスダウンとか、こうした種目を先にやり、
肘関節も暖まり、かつ最初の種目で三頭筋にも
血液が回って疲労してる、パンプしてる、
そんな状態になってからやるんです。
そうすれば、当然最初にやってたような重量は
扱えないわけですけど、
それが肘関節を保護することにも繋がるんです。
私は今、必ず2種目目、3種目目に入れてます。
肘が痛むということは無くなりました。
それともう一つは、反動を使ってガンガンやらないこと。
これもあまりやると肘に負担がかかるからです。
丁寧に、ネガティブもポジティブもしっかりと行い、
最後まで気を抜かないように。
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